あまねの心理師への挑戦

現在放送大学で心理学を学んでいます。 メンタル心理カウンセラー取得。上級心理カウンセラー取得。

性格判断。

あまねです。

今日は、心理学的な性格診断についてお話します。

 

あなたは、性格診断をしたことはありますか?

結果はどうでしたか?

自分の思った通りの結果でしたでしょうか?

それとも、自分の知らない自分の姿を見つけられたでしょうか?

 

性格診断の歴史はとても古く、昔から性格についての関心か深かったことが伺えます。

何でそんなに、正確についていつの時代も関心があるのでしょうか?

それは、「見た目」ではわからない、未知の世界だからかもしれません。

現在では、性格と病気の関わり合いがよく取り上げられたりします。

本当に、性格で病気になったりするのでしょうか。

 

100年後には、笑われているかもしれないですね。

性格診断って、そんな感じのものなんだと思います。

 

それでは、心理学で有名な心理検査を3つ紹介させてもらいます。

 

クレッチマーの性格判断

クレッチマーさんは、性格を「体型」で判断するということを考案した人です。

体型を3種類に分け、それぞれに「性格」を紐づけたのです。

一見すると、「なにそれ?」って思われるようなことですよね(笑)

 

でも、よく考えてみてください。

例えば、こんなこと経験ありませんか?

 

初対面の人と会ったとき。

挨拶位で大して話もしてないのに、その人の見た目だけで

「神経質そうな人だな」とか「悩みなさそうな人だな」とか、

その人のことを知りもしないうちに、その人の性格を「予想」「判断」

してしまっている時。ありませんか?

 

100年以上前のクレッチマーさんの考え方。言うほど間違えではないのかもしれないですね。

どうしても、人は見かけで判断してしまう傾向が強いのです。

 

矢田部ギルフォード性格検査(Y-G検査法)

これは、矢田部さんという方が、日本人向けに改良した性格検査法です。

発表当時は話題となり、企業がこぞって入社試験や新人研修に取り入れた性格検査だったそうです。

質問形式の問いに、3つの選択肢の中から一つを選ぶという方法で検査を行います。

その後、自分が選んだ回答に点数がつけられ、それをもとにグラフにします。

そうすることで、自分の得意なこと・不得意なことが分かりやすく示されます。

私も実際に実習で行いました。

 

ただ、この性格検査は、心理士の元で行われる必要があり、検査用紙自体も有資格者でないと購入できないという、ちょっとお手軽さに欠ける部分があります。

発表後結構な時間がたっていますが、アップデートがされていないのか、内容が今の環境とちょっと合わない質問、古臭い質問が気になりました。

 

BIG5

今、世界で一番トレンドな性格判断は、このBIG5です。

この性格判断の仕方も、Y-G検査法と同様、質問形式の問いに、選択肢の中から最も自分に近いものを選ぶという方法です。

この検査は私は実際に行ったことはないのですが、簡易的なものがネット上にありますので、興味のある方は、探してみてください。

BIG5は、その名の通り、性格を5つの特性に分類しています。

個人的には、性格が5種類だけで収まるのかが疑問な所ではありますが・・・。

沢山の信頼性と妥当性の上に成り立っているものなので、興味はあります。

 

心理学の性格判断の特徴

上記に、3つの主たる性格検査をあげてみました。

心理学の性格検査と、雑誌などに掲載されている性格判断の違いって何でしょう?

それは、先ほども書きましたが、「信頼性」と「妥当性」です。

この2つがないと、心理学とは語ることが出来ません。

長い時間をかけ、沢山の協力者の元、専門家が分析・まとめたものが、心理学上で使えるようになるのです。

 

・いつ

・誰が行っても

・結果にぶれがない

 

これが大切なんですね。

 

雑誌などの性格診断を、信用するなとは言いません。

ただし、信用しすぎないことも必要です。

 

今は、占いや性格診断など、ネットで簡単に行えます。

中には、多額な金銭を要求する所もあります。

そういう詐欺行為に近いサイトは近づかないに越したことはありませんが、

あまりにも高額な金銭を要求するようなところは要注意です。

 

「実績=信用がある」ではありません。気を付けてください。

本当、これが言いたかったんです。

 

性格判断なんて、どうでもいいのです。

あなたがあなたであれば、それでいいのです。

 

読んでくれてありがとうございました。