あまねの心理師への挑戦

現在放送大学で心理学を学んでいます。 メンタル心理カウンセラー取得。上級心理カウンセラー取得。

いつまで続くのか?

あまねです。

 

今日は「いつまで続くのか」というお話です。

 

これは、私のような疾患者に特に共感してもらえることだと思うのですが、

 

■いつまでこの病気は続くのか?

■いつまでこの辛い状態は続くのか?

 

と、先の見えないゴールの見えない治療にうんざりしてしまう時があります。

 

大変な仕事も、辛い受験勉強も、必ずゴールはあります。

ラソンやスポーツ全般もそうです。

永遠に終わらない競技はありません。

 

病気の治療には、ゴールの見えないものが多くあります。

うんざりします。

放棄したくなります。

もう、どうでもいいやとやけになったりもします。

 

かといって、やけになったところで病気はいなくなりません。

ずっとストーカーのように私のそばから離れません。

 

自暴自棄になってしまう時もあります。

いっそのこと死んでしまおうかと思うこともあります。

 

ただ、ゴールがないなら自分で作ればいいんじゃないのかな?

と、ふと思ったのです。

 

病気を完治(寛解)することを目標にしているから、辛くなってしまう。

放棄したくなってしまう。やけになってしまう。

 

そう。病気の治療をしていく上で、完治(寛解)をゴールにするのは目指すところが高すぎるのです。

手が届かない雲の上のものを掴もうとしているようなものです。

そんなことをしていても、疲れてしまうだけです。

 

そう気づいたのです。

 

なので、先の見えないゴールを目指すのではなく、手に届くところにひとまず仮のゴールを置いてみる。なんでもいいです。自分が出来ることをゴールにするのです。

 

今の自分にできることをゴールにするという事が大切です。

 

朝ご飯は家族と食べる

とか

5分でも外出する

とか何でもいいんです。

 

私の1年前からの目標は、

 

1日1回は外に出る

 

です。

できるだけ引きこもらないようにするためです。

最初はすごくハードルが高く感じました。

でも、あえて外出する理由を作ることで、外出せざるを得ない状況に

自分を置いたのです。

 

今日食べるものしか買わない➡翌日も買い物に行かないとならなくなる

親の送迎をする➡時間が一定なので生活リズムを作りやすい

 

という感じです。

その人その人のペースに合わせたゴールを決めればいいと思います。

 

そして、ゴールにたどり着けたら、そこからまた手の届く範囲で新しいゴールを決めればいいのです。

 

何でもそうですが、一度に一気にやろうとしても、途中で集中力が切れて飽きてしまったり、中途半端に終わってしまうことはよくあることです。

そうすると、「自分は何もできない」「だめなやつだ」と、自分を責めてしまうことになります。

 

そうならないために、出来る範囲のことから仮の小さなゴールを決めて、その小さなゴールをいくつも通過することによって、結果本当の大きなゴールにたどり着けるのではないでしょうか?

 

お部屋の掃除を例えてみると、一度に全部の場所の掃除は骨が折れます。

今日はリビング

明日は台所

というように、小分けにしてお掃除をすると、意外とお掃除が苦痛ではなくなります。

余裕があれば、昨日もしたけど、台所掃除のついでにリビングもするかな。

という風に、心に余裕も出てきます。

 

全部完璧じゃなくてもいいんです。

全部完璧にできる人なんて存在しないです。

存在しないものになろうなんて無理なことはしなくていいのです。

 

私も自分に言い聞かせます。

「今」は辛い。

じゃあ、「明日」も辛いのか?

 

それは明日になってみなければわかりません。

今日辛かったら、明日辛くならないように、今日出来ることをゴールに決めて

「とりあえず横になって落ち着こう」というゴールでもいいのです。

 

そして、調子のよい時に思わずできなかったことを取り戻そうと、あれもこれもしたくなるのですが、

調子が良い時は、「神様が病気のお休みをくれた日」と思って、あえて何もしなかったり、今までできなかった趣味や映画を見たり、カラオケに行ったりといった、

病気と日々闘っている自分にご褒美をあげる日にして欲しいです。

ごろごろしてるだけでもいいんです。

調子の悪い時と絶好調の時のごろごろは、全く感じ方が違いますから。

 

病気が長引くと、前向きになれなくなります。

小さなゴールは、そんな前向きになれなくなった気持ちを、「達成感」を感じることによって少しずつ前向きに変えてくれると思います。

 

きれいごとのように感じるかもしれません。

病気の症状は人それぞれです。

ただ、「こんなことしかできない」から「これは確実にできる!」という自信に

考え方を変えていってほしいなと思います。

 

できないことを探すのではなくて、出来ることをたくさん探してください。

 

無駄に息してる自分は邪魔な人間だ➡息しいてる自分偉い!

いなくなった方がましな人間だ➡心臓動かしてる自分偉い!

薬ばかりの毎日にうんざり➡ちゃんと処方通りお薬飲んだ自分偉い!

 

意外と褒めようと思えば褒めれることってあるんです。

 

誰も褒めてくれないなら、せめて自分を自分で褒めてあげましょう。

自分だけは自分の見方でいてくださいね。

 

私の治療はまだまだ続きます。

もしかしたら死ぬまで終わらない治療の旅かもしれません。

それでも、うつでも、できるんだ!ってところを示したいですね。

これは大きな目標です。

出来ることからこつこつと。

貯金と一緒です。

 

前向きになる貯金を一緒にしませんか?

 

 

読んでくれてありがとうございました。